こんにちは、大阪の近藤です。
もくもくの夏特有の雲が空を埋め尽くし、蝉時雨が日々の暑さを盛り上げている。
ちょうど今くらいの時期でしょうか。

上野駅までは母親が連れて行ってくれる。
そこには東京にはどこか似合わないおじいさん。この人は母方の祖父です。
長髪で無精髭のいかにも自由そうなその人に連れられて、
ベージュ色と鈍い赤色が印象的な列車(雷鳥)に乗って二人で北を目指すのが毎年の恒例行事です。
私が3歳の時に祖母は亡くなっており、それから祖父は一人暮らしを続けていました。
冷蔵庫には数ダースのリポビタンDしかありませんでした。男の一人暮らしはこんなものなのでしょうか。
毎年、夏休みになると孫を東京に迎えに来るのが楽しみだったのだと思います。
新潟駅に着くとノスタルジックな雰囲気を醸し出す下町商店街をぬけ、
東堀の自宅に連れて行ってくれます。少し傾いたバラック小屋の様なトタン張りのお家。

部屋、階段、ガレージの壁という壁は全て本棚なのです。
なかなか珍しい光景なので今でもはっきりと映像を思い出すことができます。
幼少期の記憶からくるトラウマなのか、ついつい東大阪の司馬遼太郎記念館へ足を運んでしまいます。

そして今、少しずつ、かつ時間をかけて、自宅の壁面を本棚にしたいと企んでいる私。
妻の気分を害し計画が頓挫しない様、慎重かつ時間をかけ、調整、根回しを怠らず、丁寧に事を運びたいと思います。
いつの日か家中の壁を本棚で埋め尽くす事ができるのか、、、
楽しみは尽きません。
